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「認可保育園」と「認可外保育園」の違い  From りお

Q.認可保育所と認可外保育所の違い

先日のブログ更新で、私の心に火が付き、、本日も更新しちゃいます!   From りお

 

前回、「幼稚園」と「保育園」の違いについて書きましたが、今回は保育園の中でも「認可保育所」と「認可外保育所」の違いについて書きますね。

「幼稚園」と「保育園」の違いすら知らなかった私。「認可保育所」と「認可外保育所」の違いなんて、当然知るはずもなく・・・

 

現在、日本にはさまざまな種類の保育所があり、その種類によっていくつかに分類されています。そのうち、もっとも大きな分類は、その保育所が「認可」されているか、されていないかです。

「認可」するかどうか決めるのは、その保育所がある都道府県知事です。保育所が認可を受けるためにはまず、その施設が児童福祉法で定められた「保育所最低基準」を満たしていることが絶対条件になります。「保育所最低基準」では、たとえば、子ども1人あたりに最低限度必要な保育室の面積や、年齢ごとに子どもの人数に対して何人の保育士がつかなければならないか、といったことが細かく定められています。たとえば、保育室は子ども1人あたり3.3平米のスペースが必要で、0歳の赤ちゃんなら、3人に対して保育士1人が必ずつかなければなりません。さらに、都道府県や自治体ごとに、さまざまな「加配」があり、最低基準を上回る手厚い保育を実施しているところもたくさんあります。

児童福祉法では、「親が働いているなどの事情で、子どもに保育が必要な場合は、親が申請すれば、市区町村はその子どもを保育所に入れなければならない」と定めています。認可保育所はそういった「保育の公的責任」に基づいて運営されているのです。

この10年ほどの間、毎年、保育所の「待機児童」のことはニュースで取り上げられるようになってきていますよね。特に首都圏や近畿圏などの大都市圏では、認可保育所に入りたくても入れない子どもが大勢出てきました。

一番の問題は、認可保育所がなかなか増えない点にあるといえます。子どもにとっていい環境を整え、子どもぞれぞれの発育に合わせて保育をするには、当然のことながら多くの運営費が必要になります。認可保育所の運営費は、自治体によって多少の違いはあるものの、おおむね、国・都道府県・市区町村が4分の3を負担し、子どもを預けている親が支払う保育料は、わずか残りの4分の1程度にあてられているに過ぎません。

つまり、認可保育所を作れば作るほど、自治体の負担は増えていくことになります。なので、最低基準を満たしていても、なかなか認可されない保育所もたくさんあるのが現実です・・・。

でも、わが子が待機児童になったからといって、子どもを預けないわけにはいかないですよね?

そこで「認可外保育所」がそういった子どもたちの受け入れ先として、重要な役割を果たすようになってきています。

認可外保育所とは、ずばり「認可を受けずに運営している保育所」といくことになります。いわゆる「ベビーホテル」や「託児所」のようなところもありますし、「保育室」のような名称で呼ばれる小規模な赤ちゃん専門の保育所もあります。

基本的に「サービス」と位置づけられているので、働いていない親でも、お金さえ支払えば、子どもを預けることは可能です。保育料は認可保育所に比べると割高になります。

しかし、音楽や英語など、子どもの教育プログラムを取り入れているところなどもあり、保育料が高くてもそういったところがいい、と選ぶ人もいます。

認可外保育所の中には、認可保育所と同じくらいの長い歴史を持ち、独自の保育理念に基づいて子どもを健やかに育てようと頑張っているところもあります。

 

・・・長々と書いてしまいました。

認可保育所」と「認可外保育所」の違い。これを知るまでは、正直、「認可外は良くない」というイメージを持っていました。なぜか「無○○」とか「○○外」とか、そういう文字を見ると、良くないイメージを持ってしまうんですね・・・

まったくの偏見でした。申し訳ありません・・・。

私は今独身ですが、将来結婚をし、子どもができて、いざ保育園に預けるときは、認可でも認可外でも、まずは実際に園を見学しよう!!と思います。

「この人なら・・・」と思える園に大切な子どもを預けたいですもんね!!

 

さて、心に火が付いた私、次回は「認定こども園」について書きます!!

 

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