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神は細部にやどる

先日、リフォームをメインで行っている方から、「神は細部にやどる」という言葉を聞きました。
建築デザインにおいてかっこいいものの中には全体的なもののおさまり以上に、細部の美しさが大事という意味で使われるそうです。確かにどれだけシンプルなものであっても、細部が雑であれば全てが台無しになってしまいます。

そこで感じたことは、決してデザインだけに通じる言葉ではないということです。

例えば書類のフォントひとつ、文面ひとつ、段落ひとつとっても細部にまで完成されたものであれば、そこまで意識が高いものに感じますし、考えが及んでいるものと受け止めます。
人間関係においても、その人の所作ひとつで大きく印象が変わったり、好意が増すこともあります。30代と成熟してきている今だからこそ、自身の身だしなみや立ち振る舞い、物事への取り組み方、考え方、細部が大事だと考えさせられます。
ここの詰めが甘いと、世間一般的に『惜しい人』となってしまいます。

しかし、そういった細部への意識は一朝一夕で身につくものではないと思います。日頃からの立ち振る舞いや、暮らしぶり、もっと言うと生き方そのものが映しだされるものかもしれません。
細部が素敵であれば、気品という言葉にもつながるでしょう。改めて大人としての品格を意識もします。身だしなみにおいても、単におしゃれとは違います。自身の個性や趣味を演出するおしゃれと、場の雰囲気を乱さずに安心感や清潔感を与える身だしなみ、あくまで身だしなみの上におしゃれを表現できる大人であるのか。まだまだ未熟と感じますが、改めて細部に神を宿せるような人でありたいと思いました(*^-^*)


シャネルで学んだ一番大切なことは、「細部にこだわる」ことです。
物事を突き詰めていくと、ある程度から先は、もうAでもBでもいいじゃないか、となってくる。しかしそこで妥協せず、あくまでもAとBの違いを見極め、こだわってベストなものを創り出すことが大切です。
そのこだわりが付加価値を生みます。
【笹野和泉】

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