スタッフブログ
狭小地での園舎設計のポイント【魔法の園舎づくりLabo】

都市部を中心に、「敷地が限られているなかで、どのように園舎をつくるか」というご相談は年々増えています。狭小地での園舎設計は、一つひとつの判断が園の使いやすさや安全性に大きく影響するため、特有の視点と経験が求められます。
ポイント① 子どもの目線での安全な引き込み計画
敷地が公道に近い場合、出入口の位置やアプローチの取り方には特に注意が必要です。大人にとって問題のない距離や動線でも、子どもにとっては危険につながることがあります。外部との関係性をどう整理し、子どもたちを守るかは、狭小地設計における重要な検討ポイントです。
ポイント② 光の取り入れ方で空間の広がりをつくる
敷地がコンパクトでも、窓の大きさや配置、光の入り方を工夫することで、空間の印象は大きく変わります。明るさや抜け感を生むことで、実際の面積以上に「広く感じる園舎」をつくることができます。光の計画は、狭小地だからこそ丁寧に考えたい要素です。
ポイント③ 素材と色で圧迫感を軽減する
視覚的に空間が広がって見える素材や色の選び方も大切です。壁や床、天井の仕上げを工夫することで、狭さを感じにくく、落ち着きのある空間をつくることができます。限られた面積の中では、こうした細やかな積み重ねが心地よさにつながります。
ポイント④ 保育のしやすさを支える合理的な動線計画
狭小地では、職員の動きやすさや見守りやすさをどう確保するかが大きな課題になります。保育の流れを丁寧に整理し、無理のない動線を組み立てるには、設計の技術と経験が欠かせません。動線の工夫は、安全性だけでなく、日々の保育の質にも直結します。
狭小地での園舎づくりは制約が多い一方で、工夫次第でその園ならではの個性や強みを生み出すこともできます。限られた条件のなかで、どんな環境を子どもたちに届けたいのか。その想いに寄り添いながら、最適なかたちを一緒に考えていくことを大切にしています。
Photo:唐人町あけぼの保育園
園舎づくりの事なら
野口直樹建築設計事務所に
ご相談ください。
現在の設計にご不安を感じておられる場合などの
ご相談も承っております。
お問合わせは、お電話・メールにて
お気軽にご連絡ください。
ご質問も随時承っております。