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小さなつまずきが、主体性を育てる【魔法の園舎づくりLabo】

園舎づくりの中で、私たちが大切にしていることのひとつに「小さなつまずきを奪わない」という考え方があります。
もちろん、大きな危険や不要なリスクは取り除きます。けれど、すべてを平坦にし、安全を先回りして用意しすぎてしまうと、子どもが自分で判断する機会が減ってしまいます。
■ 柱や段差は、“なくす”だけが正解ではない
耐震上どうしても抜けない柱は、存在をやわらげるデザインで空間に馴染ませることがあります。一方で、あえて残す柱や段差もあります。
柱をよける。
段差を踏みしめる。
少しだけ不便な環境に出会う。
その積み重ねが、子どもの反射神経や身体の使い方、そして「自分で考える力」を育てていきます。
■ 必要な“でこぼこ”が、子どもを強くする
園庭や保育室では、すべての障害を取り除くのではなく、子どもが安全に“挑戦できる余地”を残しています。
最初は不安に見えた石や起伏が、一年後には子どもたちのお気に入りの遊び場になっていた。そんな経験も多くあります。大切なのは、「危険を無くす」ことではなく、「必要な危険」と「不必要な危険」を見きわめること。
■ 主体性は、整えすぎない環境から育つ
完璧に整った環境は、一見やさしく見えて、実は子どもから大切な学びを奪います。
私たちは園舎を、安全であると同時に、子どもが自分で気づき、考え、判断し、挑戦できる“主体性の土台”として捉えています。
小さなつまずきが、大きな成長を守ってくれる。その想いを、これからも園舎設計にそっと編み込んでいきます。
Photo:いしみねほいくえん
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