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建築設計事務所の選び方 ー実際のエピソードから学ぶ園舎づくり【魔法の園舎づくりLabo】

園舎づくりを考えるとき、「どの建築設計事務所に頼むか」はとても大切な選択です。図面やデザインの技術だけでなく、「園の想いにどこまで寄り添えるか」が完成後の園舎を大きく変えます。

今回は「設計事務所の選び方」が、園づくりの未来を左右した福岡県 ひらばる幼稚園の実際のエピソードをご紹介します。

工期遅延から始まった挑戦

開園まで、あとわずか7カ月。
工期の遅れで「竣工は難しいかもしれない」と言われた園舎。
それでも、園長先生の「お母さんたちとともにやっていく」という想いを叶えたい。その願いから、野口設計がプロジェクトを引き継ぎました。

ひらばる幼稚園は、地域で増えていた保育ニーズに応えるために建てられた園舎でした。老朽化による建て替えと認定こども園への移行を同時に進めるという大きな挑戦。

しかし、構造計算の審査に引っかかり建築許可が下りず着工が大幅に遅れてしまっていたのです。

わずか7カ月での再設計と竣工

私たちが引き継いだのは、開園前年の8月。
残された期間は、わずか7カ月。
通常なら2〜3年かけて進める園舎設計を限られた時間の中で進める必要がありました。

丘の上に位置する敷地条件を踏まえ、圧迫感を軽減するために建物の水平ラインを美しく際立たせ、空とつながるような開放的なデザインへ。
同時に、園長先生の想いを再確認しながら限られた時間の中で設計を再構成し、申請・施工を同時並行で進行。
結果、予定どおりの竣工を果たしました。

想いを形にする「共感力」

園舎づくりは「誰に頼むか」で大きく変わります。
法律や技術に精通していることはもちろん、園の理念や教育方針に共感しともに歩む姿勢を持つ設計者を選ぶこと。
それが、想いを形にするための第一歩です。

Photo:ひらばる幼稚園

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