スタッフブログ

ふさわしさ

4月1日から毎日、【ブログ】と【Q&A】を記載しましたが、そろそろ担当者を変わろうと思います。約半年~(‘◇’)ゞ
決してネタギレではありません(#^.^#)まだまだ5万くらいネタはあります(笑)
ただただ、『ココはみんなの会社です。であれば、みんなの意見・考えを、記載・共有すべきだと判断した』からです。
それが、私たちが次のステップへ行くための手法の中の1つだと考えます。

では、本日のブログに入っていきます。
本日は『プロフェッショナル 仕事の流儀』より~

5月に放送された第200回の内容です。
脳卒中などで重い後遺症を抱えた患者さんのリハビリを専門とする酒向正春さんのお話でした。
酒向先生は脳の外科手術を専門とする脳神経外科医でしたが、外科的には完璧に治療しても、その後に重い後遺症を抱えた患者や家族に何もしてあげられない自分の仕事に疑問を感じ始めます。そして、自らの専門である脳の画像分析を活用し、傷ついた脳に残された回復の可能性を見つけ出して、失われた体の機能を回復させるリハビリの専門医として再出発をするのです。
「こんなに患者の気持ちを分かってくれる先生はいない。」
――番組に登場したある患者さんは、こう語ります。


私の父親は、仕事を引退し、ようやく実家でのんびり・・・となったき、65歳の夏に癌となりました。脂肪肉腫という、最も厄介な癌です。抗癌治療の1回目の後は一時ではありますが、体調も良くなり、期待もできました。しかし、実は私と姉しか知らない事実ですが、癌は悪化しており、第二回目の抗癌治療を行いました。
その後、ますます悪化し、しばらく入院をしたあと、体調の悪いときのみ病院に行き、それ以外の時は自宅で余生を暮らすという選択を選びました。最後は病院で苦しみ、息を引き取りました。もう体は限界だったのだと思います。
仕事が忙しいからとろくに見舞いにも行かなかった自分。たまに面会に行っても、「ありがとう」と涙を流し、懸命に手を握る父の姿が辛くて、いつも早々に退散してしまった自分。自分がどんなに親不幸な息子であったかを思い出し、番組を観ながら涙が止まりませんでした。癌告知から約半年、私自身も『それでも何とかなるだろう。もう少し位は・・・』という甘い考えがあったため、そのような軽率な態度をとってしまいました。後悔してもしょうがありませんが、後悔しかありません。

父の病状は、番組に登場する患者さんたちとはまったく異なるものでしたし、お世話になった病院の方々に不満があるわけではありません。ただ、「リハビリは、まさに再出発。おいしいものを食べる、見たい景色を見る、それで自分が生きているということを実感し、新たな人生を送ってもらう。それをサポートするのが私たちの医療です。」という酒向先生の言葉を聞くと、自分も家族もあのときは何一つ、こうした「前向き」な考え方をできなかった、父の気持ちをかけらほども慮ろうとはしなかった、そのことが無念に思えてなりません。本当に、申し訳なく・情けない。


『イブニング』という雑誌に『さよなら タマちゃん』というマンガが連載されていました。筆者である「漫画家の卵」が前立腺ガンという病気と闘う「実話」マンガです。主人公は辛い抗ガン剤治療の甲斐あって快復に向かうのですが、抗ガン剤の副作用で手の末梢神経に障害が生じ、彼にとっての生きがいであったマンガが描けなくなってしまいます。でも彼は、奥さんの懸命な励ましにこたえ、動かない手を懸命に動かして、絵を描きます。
「命の代わりに失くしたものは たいして重要なものではない 僕は生きてる 何度でも どこからでも やり直せる」

どんなに辛くても、「勇気」があれば、どこからでもやり直せる。
でもその「勇気」は、決して自分一人だけで奮い立たせることができるものではない。
そんなとき、支えてくれる「家族」と、そして「プロフェッショナル」の存在が必要になる。
酒向先生は番組の最後で、「情熱」と「使命感」こそが「プロフェッショナル」の条件であると語ります。

「情熱」やら「使命感」という言葉が安易に飛び交う世の中です。
真の「情熱」・「使命感」という言葉がふさわしい人間にならんといかんですね!

また、時間は有限です。今回の経験で痛感しております。だからこそ、同じことを何度も何度も言っている暇はありません。グズグズしている暇はありません。早く【粋】な人間になりたいです。
もちろん何かを築くということは、リスクを負うことです。それが恐怖になることもあり、自分たちがなすべき大胆なことが出来なくなっています。ただ、激変するこの時代の中で、リスクを負わずにモタモタしていることこそが、最大の「リスク」なのです。だからこそ、素早く行動したいです。グダグダはいりません。素早く行動すると早く壁に直面します。
その壁を乗り越えれば、また次の壁に直面する。多くの壁を乗り越えれば乗り越えるほど前向きな変化となるはずです。
全ては、【粋】な【プロフェッショナル】になるために。。。


勇気ある者たちは、全財産を失ったとしても、勇気そのものは決して失わない。
【ヴィクトル・ユーゴー】

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