プレスリリース

「第18 回キッズデザイン賞」受賞/いちごいちえん

【いちごいちえん】(福岡県宗像市)が「第18 回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会 後援:経済産業省・内閣府・消費者庁)」の「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」で受賞しました。

キッズデザイン賞とは?

「キッズデザイン賞」は、「子どもたちが安全に暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・空間・サービス・活動・研究の中から優れた作品を選び、広く社会に発信していくことを目的に創造されました。
子ども用にデザインされたものはもちろん、子どもや子育てに配慮されたデザインであればすべてが対象となります。

受賞した賞について

その中で、【いちごいちえん】は「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」建築・空間のカテゴリーでの受賞となりました。

いちごいちえんの建築のポイント

本プロジェクトは、福岡県宗像市にある認可こども園の新築計画でした。

玄界灘や四塚連山などの美しい自然と、古くから大陸との交易や世界遺産にも選ばれた「宗像・沖ノ島と関連遺産群」を有する歴史あるまち。その宗像の過去の記憶(DNA)を抱き、今に活かし、そして未
来へつなげるシンボルとして、つながりを表す「らせん」型の建築にしました。

外観や色彩計画は、記憶の積層の意味も込めて、地域の地層と親和性の取れたものにし、この土地に昔からあるような建築を目指しています。

屋上には天然芝を敷き、左官で有機的な造形を作り、子どもの居場所(遊び場)を設えています。加えて野菜や果実、人々の暮らしに根付いてきた、宗像市の潜在自然植生に配慮した植物を植え、生物多様性の保全も行いました。

子どもたちが食や自然の大切さを学ぶ場所としてだけではなく、屋上を広場として地域コミュニティに開放し、地域住民同士が土草に触れながら、交流を持てる場にしました。


自然環境と社会の環境と人の精神環境を組み合わせた「3つのエコロジー」の関係の変化が、未来を規定すると説いた哲学者、フェリックス・ガタリ氏。その言説にちなんでデザインした「いちごいちえん」。 子ども・地域・自然を有機的につないだこの場所は子どもたちの発達だけではなく、顔の見える社会的な営みも促し、地域の中心的な空間資本として、地域のアイデンティティも育んでいくことを狙っています。

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