コラム

保育園・幼稚園・認定こども園の屋上園庭とは?子どもたちの体験を広げる、もうひとつの園庭

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保育園・幼稚園・認定こども園の屋上園庭とは、限られた敷地を有効活用するだけでなく、子どもたちの遊びや自然とのふれあいを広げるためにつくられる園庭です。

近年は都市部を中心に導入する園も増えていますが、大切なのは「屋上につくること」ではありません。

その場所で、子どもたちにどんな体験を届けたいか。

今回は、屋上園庭の目的や魅力、設計で大切にしていることをご紹介します。

屋上園庭とは?

「園庭が足りないから屋上につくる。」

そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。もちろん、限られた敷地を有効活用するという役割もあります。

でも、それだけではありません。

空を近くに感じたり、風を感じたり、遠くの景色を眺めたり。地上とは少し違う環境だからこそ、生まれる発見があります。

屋上園庭は、子どもたちの遊びや学びを広げる「もうひとつの園庭」なのです。

屋上園庭があることで生まれる5つの体験

① 空や風を身近に感じられる

空を見上げたり、風の強さを感じたり、雲の動きを眺めたり。屋上だからこそ、季節や天気の変化を全身で感じることができます。

② 思い切り体を動かして遊べる

かけっこをしたり、水遊びをしたり。園によっては築山や遊具を設けることで、子どもたちの遊び方もさらに広がります。体を思い切り動かす経験は、心と体の成長につながります。

③ 季節の変化を感じられる

春の風、夏の日差し、秋の空、冬の澄んだ景色。同じ場所でも、季節によって表情が変わることに気付けるのも屋上園庭ならではの魅力です。

④ 保育の活動が広がる

屋上園庭は遊ぶだけの場所ではありません。植物を育てたり、絵本を読んだり、みんなで食事をしたり。保育室とは違った環境だからこそ、新しい活動や学びが生まれます。

⑤ 「やってみたい」が育つ

屋上へ行く。空を見上げる。虫を探す。風を感じる。そんな小さな体験の積み重ねが、子どもたちの好奇心や主体性を育んでいきます。

屋上園庭で大切にしていること

屋上だからこそ、安全性への配慮は欠かせません。

・転落防止計画
・暑さや日差しへの対策
・避難計画
・先生が見守りやすい動線
・安全に遊べる床材や設備

安心して過ごせる環境を整えたうえで、「ここでどんな体験が生まれるだろう。」そんな視点から設計を考えています。

野口設計が大切にしていること

野口設計では、屋上を「園庭の代わり」とは考えていません。

例えば、ある園では屋上園庭にトップライトを設けました。子どもたちは、その窓からホールをのぞき込み、普段とは違う景色を楽しむことができます。また、トップライトから差し込む自然光が室内をやさしく照らし、一日の光の移ろいを感じられる空間にもなっています。

屋上だからこそ生まれる発見。屋上だからこそ感じられる光や風。そんな体験の積み重ねが、子どもたちの感性や好奇心を育てていくと考えています。

だからこそ私たちは、「屋上だから、どんな体験ができるだろう。」という視点を大切に、一つひとつの園舎を設計しています。

まとめ

屋上園庭は、限られた敷地を有効活用するためだけの場所ではありません。空や風、光、季節を感じながら、子どもたちの遊びや発見を広げる場所です。

だからこそ野口設計では、安全性はもちろん、「子どもたちにどんな体験を届けたいのか」を大切にしながら屋上園庭を設計しています。

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