コラム
幼稚園・保育園・認定こども園の建て替えはいつから始める?完成まで約2年半〜3年のロードマップ【魔法の園舎づくりLabo】

幼稚園・保育園・認定こども園の建て替えや新築を検討するとき、
「いつ頃から準備を始めればいいのだろう?」
「補助金の申請はいつ行うの?」
「園舎設計にはどれくらい時間がかかるの?」
と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
実は、園舎づくりは建物を新しくするだけのプロジェクトではありません。
子どもたちにどんな経験をしてほしいのか。
先生たちにどんな働き方をしてほしいのか。
地域とどのようにつながっていきたいのか。
そんな園の未来を考えながら、理念やビジョンを形にしていくプロジェクトでもあります。
そのため、幼稚園・保育園・認定こども園の建て替えや新築には、一般的に約2年半〜3年ほどの期間が必要になります。今回は、園舎完成までのおおまかなロードマップをご紹介します。
なぜ2年半〜3年前から準備が必要なのか?
園舎づくりというと、設計や工事をイメージされる方が多いかもしれません。
しかし実際には、
・園の課題整理
・将来のビジョンづくり
・資金計画
・補助金や融資の相談
・行政との協議
・設計
・工事
・認可手続き
など、多くの工程があります。特に大切なのは、設計を始める前の「コンセプトづくり」です。
どんな保育を実現したいのか。
どんな子どもに育ってほしいのか。
この部分が明確になることで、園舎の形や空間の使い方も大きく変わってきます。だからこそ、完成の2年半〜3年前から準備を始めることをおすすめしています。
0〜3か月目|園の未来を考える
まずは建物の話ではなく、園の未来について考える期間です。
・園の理念やビジョンの整理
・現在の課題の洗い出し
・初期ヒアリング
・資金計画の相談
・補助金や融資の事前協議
野口設計では、この期間を特に大切にしています。
「どんな園にしたいのか」
「子どもたちにどんな経験を届けたいのか」
を園長先生や理事長先生とじっくり対話しながら設計に落とし込んでいきます。
実際には、このプロセスを通して園の理念やビジョンが改めて整理されることも少なくありません。園舎づくりをきっかけに、園全体の方向性がより明確になるケースも多くあります。
野口設計では、こうした対話を通じて「設計を通してブランディングする」ことも大切にしています。
園の強みや大切にしている価値観を整理し、それを建物や空間に反映することで、その園らしさが自然と伝わる環境づくりを目指しています。
4〜6か月目|土地や条件を整理する
候補地や周辺環境を調査し、園舎の規模や配置を検討します。
・候補地の調査
・周辺環境の確認
・必要な園舎規模の検討
・法令や条件の確認
土地によって建てられる建物の条件は異なるため、早めの確認が重要です。
7〜13か月目|コンセプトを形にする
ここから本格的な設計が始まります。
・設計契約
・基本設計
・概算予算の調整
・補助金の内示や予算成立
14〜19か月目|実施設計・申請・入札
建築工事に必要な図面を完成させ、各種申請を進めます。
・実施設計
・建築確認申請
・融資手続き
・補助金交付申請
・施工会社選定
・工事契約
20〜26か月目|工事期間
いよいよ工事が始まります。
・工事進捗の確認
・設計監理
・補助金手続き
・融資実行
設計図通りに施工されているかを確認しながら、完成へ向けて進めていきます。
27〜30か月目|開園準備
建物が完成し、開園準備へ進みます。
・竣工検査
・認可申請
・補助金実績報告
・備品搬入
・開園
いよいよ新しい園舎での生活がスタートします。
園舎づくりで一番大切なのは「建物」ではない
新しい園舎ができると、園の印象は大きく変わります。しかし、本当に大切なのは建物そのものではありません。
どんな保育を行うのか。
どんな文化を育てるのか。
どんな園でありたいのか。
園舎は、その想いを実現するための手段です。きれいな建物をつくることが目的ではなく、子どもたちの未来を育む環境をつくることが目的なのです。
野口直樹建築設計事務所では、建物の設計だけでなく、園の理念や未来像を整理するところからサポートしています。子どもたちが「わくわく・ドキドキ・発見!」できる環境づくりをお考えの方は、お気軽にご相談ください。
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