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夏休みの宿題

私は甥っ子や身内の子どもたちにいろいろな伝記を読むことを薦めています。
さまざまな時代背景・社会背景のなかで、先人たちがどんな苦労をしてきたのかを知ってほしいと思うからです。ただ残念なことに、子ども向けの伝記はスポーツ選手、政治家、科学者、医者などがほとんどで、「会社を創った人」はあまり登場しません。たしかに会社を興し、発展させていく苦労は、小学生には理解しづらいでしょう(*_*;

しかし、最近出版された百田尚樹さんの『海賊と呼ばれた男』(講談社)という本などは、是非多くの子どもたちに読んでほしいと思います(よほど早熟な子でなければ読破するのは難しいと思いますが)。この本は出光石油の創業者出光佐三氏の生涯を描いたものですが、戦後の混乱のなかで、日本人としての誇りをかけて、日本経済の復興に尽力する姿は、私たちに勇気と感動を与えてくれます。

森田信吾さんの『栄光なき天才たち』というマンガも面白く、最新作『栄光なき天才たち2011』(集英社)では、純国産自動車のさきがけとなる「オートモ号」を作った豊川順彌氏が主人公となっています。こちらも大人向けのコミックですが、自動車や機械が好きな子なら、ドキドキしながら読んでくれるかも知れません。

先日甥っ子が、夏休みの宿題を手伝ってほしいと言ってきました。
また、少し反抗期というか何かモノ申したい年頃なのか、なぜ社会や理科を勉強しないといけないのか?と言ってきました。
私は一言『分からん。だけん、〇〇が勉強してその理由が分かったら教えてよ!』と言いました(笑)屁理屈には理屈で対応しません。笑い対応です。
社会や理科を学ぶのは、決して「志望校に合格するため」だけではなく、社会の成り立ちや仕組み、身の回りのさまざまな機械や道具のしくみを学ぶためであり、社会を支え、機械を作り、人々の生活を支えていくためにいろんな人がいろんな仕事に就いて働いていることを理解するためだと思います。
そうした学習を通して、少しずつ自分の将来について、具体的なイメージを形成していくことができるような働きかけをすることが、私たちの大人の務めだと思いますね。
ってか、子どもでも宿題はやるみたいですね(●´ω`●)


自然はやさしくほほえむ母のように、我々の夢を安らかに守ってくれて、空想を楽しませてくれる
【ヴィクトル・ユーゴー】←レ・ミゼラブルでも有名です

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