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人が環境をつくり、環境が人をつくる

第二次世界大戦後、ヨーロッパのとある国に双子が生まれました。
戦後まもなく、両親が戦争で亡くなったということもあり、その双子は別々の家庭にて育てられることになりました。一方は裕福な家庭、もう一方は音楽家の家庭で育ちました。それから40年後、二人はとある音楽交響楽団のコンサートで出会うことに。

その時の二人の職業は。。。
・一方は、幸せな家庭を築き上げた優秀なサラリーマン
・一方は、ミュージシャン(その音楽交響楽団の中核)

今日のブログのテーマは、ズバリ【環境】です。
今回の話のポイントは、ミュージシャンになった方です。
“芸術”という分野は、最も”遺伝”という要素が強いと言われています。一節では、約9割が”遺伝”によるものという説もあります。その”遺伝”によるものが強いと言われる分野でさえ、音楽家の家庭で育ったこ子は、音楽家になっていたのです。しかも、一卵性双生児だったのです。
このことから、人間というのは”遺伝”や”才能”ということよりも、”環境”といったことが人へ与える影響が大きいということが言えると思います。

~人が育つ過程(家庭)において、周りには前向きな人間が多いのか?不平不満ばかりの人間が多いのか?感謝の気持ちを伝えることの出来る人間が多いのが?今目の前にある物事すべてに感動を覚えることもできなくなってしまっているのか?~

我々大人は、子どもたちにどんな環境を与え・残し、未来を作っていってほしいのか、といったことなども考え、一日一日を懸命に生き抜くべきですね。子どもは親を選べません、よって最高かつ最良の環境を整えてあげるべき義務があるとも言えます。
ゲームをもらって『欲しいゲームをくれてありがとう』と思う子どもではなく、そのような環境・世の中にしてくれてありがとう、と思えるような子どもたちを多く輩出していきたいですね。


「人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である」
                          ジェームズ・アレン

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