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ピグマリオン効果

昨日の日曜日も、とても良い出逢い・経験をさせていただきました。
昨日は初分野、とある芸術家の方とご一緒する機会をいただき、少しの時間ではありましたが、会話の中から多くの気づきを与えていただき、また色々と話をしていく中で、面白い話から懐かしい話を思い出しました。

まず、面白い話と言いますと、ギリシャ神話に出てくる話です。すご~くまとめると、『石に恋して熱烈に想っていたら、生身の人間に変わった』という話です。そこで私が思い出したことは、この話にも出てきますが、『ピグマリオン効果』の話です。
「よい期待をすることが、期待された人を望ましい方向に変える」


『ピグマリオン効果』 別名指導者の思い込みと言われる内容です。

心理学者のロバート・ローゼンタールは、実験のために小学校のクラスで無作為に5人を選び出し、担任の先生に「この子は素晴らしい才能を持っている。将来天才になります」とデマを吹き込みました。すると驚くべきことに、1年後にはその5人全員のIQが群を抜いて向上していたのです。

これにはやはり理由がありました。担任の先生が『この子ならできるはず』と信じ思い込み、他の子どもたちより手厚く、難しい問題を与えたり、答えを気長に待ったりと、結果的に効果的な学習となる接し方を行っていたのです。

まさにピグマリオン効果、指導者の思い込みです。
中学校教諭たちは、有名な教授たちから「あの子は伸びる」と言われることにより、その子どもたちを見る目が変わり、期待をするようになり、意識せずとも伸びるような接し方を行っていたと言えるでしょう。

私たちも、周りの子どもたちの可能性に蓋をすることなく、『子どもの可能性は無限大』と声高らかに言い続けていくことが必要です。
私には、地震を100%察知する機械は作れませんが、今の子どもたちには可能です。目の前の数万人の命を救うことはできないかもしれませんが、まだ見ぬ数十万人の命を救うことは、今の子どもたちには可能なのです。

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