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繰り返して良いことと悪いこと

成毛 眞さん(著)に『本は10冊同時に読め』という著書があります。
個人的には名作だと感じ、多くの目線のもとで物事を判断していく為に必要なことが、書き綴られています(*’▽’)
この本に出会ったときより、私はとにかく本を読んで、知識や考え方を増やすようにしています。だって、無知なので・・・。だから見栄を張って知識を入れようとしています。自分の力量や自分の知識が劣っているので悔しいから・恥ずかしいから、ド田舎出身でコンプレックスがある(町にではなく自分の甘い学生時代に)ので読んでいます。
だから、無知を克服できたら、本を読むことは止めます(笑)

そんな本より学び・感じたことがあります。
昔話をひとつ。
ガラパゴス諸島に到達したジェームス・クックが、無人島にウサギを数羽放した物語があります。
天敵のいない島で生きるウサギにとって、そこは楽園でした。そこら中に生えている青々とした草木を我が物顔で食べ尽くし、短期間に急激に繁殖し続けました。しかし、やがて島から草がなくなりました。それから数年後、再び島を訪れたクック船長が目にしたものは、枯れ果てた島にただ累々と横たわるウサギの屍ばかりでした。
規制も統制も無く動物の本能に任せきった哀れな結末です。

強いものだけが生き残るという、アングロサクソン的な行き過ぎたグローバリズムが蔓延している世界経済への反発なのだと思います。アフリカを中心とした各国で暴動やデモが相次いでいます。また経済に於いても、世界的なデフレによる金融緩和によって生み出された膨大な投機マネーが、米国のサブプライムショックにより、これまで投機の対象としていた土地や株式から、原油や穀物へと向き始め、実体のない市場経済の中で暴徒と化しています。
丸い形で循環していたはずの地球社会が、資源を持つ国と資金力のある者のみが栄えるピラミット形に変容しつつあり、そこには、飢えに苦しむ人々の悲鳴など届くはずもなく、人類は過去に経験した過ちを今また繰り返そうとしているとまで言われています。

アイザック・ニュートンは、「このままでは、2060 年までに人類は必ず滅びるであろう」とメッセージを残しました。
我々はこれまでの人類の歴史からいったい何を学んでいるのでしょう。。。。

本来では『過去を語る集団ではなく、未来を語る集団であるべき』なのに、何をグズグズやっているのだろう?
この考えは、【国】レベルではなく【会社レベル】でも【個人レベル】でも【保育園レベル】でも通じます。
『一つでの多くの目線・考え、流れの中にいても物事は流れの外から客観的に見ていく』 こういった意識のもと、物事を見ていかないといつまでたっても、学びのない・同じことの繰り返しとなりますね。
何か前のブログにも、同じことを書いた記憶が・・・(笑)


もし世界の終りが明日だとしても私は今日林檎の種子をまくだろう。
【ゲオルグ・ゲオルギウ】

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