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学問のすすめ

福沢諭吉の『学問のすすめ』の中に、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず・・・」とありますが、聞いたことはあるかと思います。生まれながらにして、人間みな平等!という考えです。
しかし、その後半には、
「されども今、広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥(どろ)との相違あるに似たるはなんぞや。
その次第はなはだ明らかなり。『実語教(じつごきょう)』に、「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。」    とあります。

まとめると、『生まれながらにして平等なのに、なぜ貧富の差等があるのか?それは、学問に励んだか否かである!』ということです。つまり、学問を励むことにより得た地位や名誉などは、貧富の差とはいえない(あっても致し方ない)ということですね。

まあ、そもそも、本のタイトルが『人間皆平等』ではなく『学問のすすめ』ですからね(笑)

やはり、勉強だけとは言いませんが、学ぶことは大事なことです。
本から学び、人から学び、地域から学び、自然から学び、自分の一日を振り返って学ぶ。
いろんなところに、学びの機会はありますね(^○^)能動的に、学べない理由なんてありません。


人生は卒業後に自分からどれだけ能動的に働きかけたかで決まる。
【小柴昌俊】

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